高橋羚のメディアは報じないXで炎上した社会の闇について。

X(Twitter)で反響あった事を色々と書いています。

銀座で少年4人による覆面強盗 容疑者はこれからどうなる?最近日本って強盗が多いの?

8日午後6時半前後、銀座の高級腕時計店(クォーク銀座888店)に複数の男が店員を刃物で脅し、ショーケースを叩き割るなどして商品を奪って逃走した。

 
犯人は店内に10分間とどまり犯行に及んだが事件は一気にTwitterやSNSで拡散され日本列島に衝撃が走りました。
 

引用元〜Twitter
 

事件があった時計店
クォーク銀座888店
奪われた腕時計は、一点が50〜2200万円越えの高級腕時計が100点。
 
1 犯人はどこの誰で、どうなるの?
 
犯行後男らは店の前に止めていた大宮ナンバーのアルファードで逃走し、警視庁が行方を捜査していた所、実行役とみられる横浜市の3人を含む男ら4人(16~19歳)を赤坂の建物に無断で侵入した建造物侵入の疑いで逮捕しました。
 
事件に関与したと疑われている16~19歳の高校生やアルバイトが乗っていた車の近くには強盗事件で使われたとみられる覆面が落ちており、警視庁は強盗事件との関連も捜査しているみたいです。
 

現在いずれも「お互いの事は知らない」と供述しているみたいです。

そして現場で5人の目撃情報があり、1人が逃走中の可能性もあり、捜査関係者によると、4人は無職の16歳、私立高3年の18歳、アルバイトの19歳、職業不詳の19歳。

高3の男は「知りません」と否認し、他の3人は「間違いない」と認めている。

今後、強盗容疑などで再逮捕され、正式に起訴された場合は、昨年4月に施行された改正少年法に基づき、18、19歳については「特定少年」として実名報道される可能性があります。
これから捜査や被害状況の見識などが行われる為、裁判はかなり長引くと思いますし、夕方近くとはいえ銀座でかなりの人通りが多い場所だけあり、最高検察庁が述べた、少年法実名公表の検討対象についての「犯罪が重大で地域社会に与える影響も深刻な事案」する基準に達しているかもしれませんが、今の時点では詳しい名前などはわかっていません。
 
2 最近日本で強盗が多くない??
確かに東京狛江市で起きた強盗殺人事件から頻繁にそれらに関連するニュースが報道されているので、多くの方が強盗事件が年々上昇傾向にあると思っていると思いますが、メディアの性質上視聴率が取れるニュースやネタ、PV(ページビュー)が稼げる記事になり、結果似た様に記事を煽る様ににどんどん報道されるのです。
 
 
令和2年版 犯罪白書で調べてみましたが、日本の強盗の認知件数は,平成15年に昭和26年以降で最多の7,664件を記録した後,平成16年から減少傾向にあり、令和元年は1,511件(前年比276件(15.4%)減)と戦後最少を記録したみたいで、検挙率は平成17年から上昇傾向にあり、令和元年は87.8%。

hakusyo1.moj.go.jp

 
そして法務省の発表を見たら刑法犯の認知件数自体、平成8年から毎年戦後最多を更新して,14年には285万4,061件にまで達したみたいですが、15年に減少に転じて以降、17年連続で減少し、令和元年は74万8,559件(前年比6万 8,779件(8.4%)減)と戦後最少を更新していたみたいです。 

引用元〜法務省
 
3 そして『京都産業大学』の田村 正博 教授も「犯罪は増えていて凶悪化している」というのは誤解だと言っている
 
 
なぜ「増えていて、凶悪化している」という誤解が広がるのでしょうか。
一つは、人は誰もが悪いことに敏感に反応するからです。悪いニュースは広まりやすいのに対して、良いことはほとんどニュースに取り上げられません。また、多くの面で改善していても、悪い事態が一部であれば、専門家も、責任ある行政機関も、「一部で悪化している」ことを指摘して注意喚起をするのが通例です。ニュースに流されるのではなく、客観的な事実をきちんと知ろうとすることが大事だといえます。
 
もう一つは、被害が少ない社会になったからこそ、一つ一つの被害が深刻な影響をもたらし、社会的にもより注目されるようになってきたことです。交通事故を含む不慮の事故で亡くなった30歳未満の方は、平成元年には7,593人でしたが、平成28年には1,262人と大幅に減少しています(子ども若者白書巻末6.1参照)。人生には様々なことがあり運が悪ければ途中で命を落とすこともあるという社会から、人は不当な侵害を受けることなく、高齢になるまで死なないのが当たり前の社会になったことが、「あり得ないはずの事態」をもたらす犯罪に厳しい目が向けられ、社会的な反応を大きくしているといえます。
引用元〜京都産業大学

 

遭遇したら身の安全を確保した上で110番に通報を

 

元大阪府警刑事で、筑波学院大学客員教授の中島正純さんはこんな事を言っています。 

男らによる高級時計の強奪について、「迷わず手際よく強奪する、警察用語でいう『ヒットエンドラン』で、下見やシミュレーションを事前にしているのではないか」と推察。逃走については、「計画性がなく、雑」だとし、SNSなどを通じて集められ、指示役に従って犯行を行う「闇バイト」の可能性が高いとみている。

通行人が行き交うなか、堂々と強盗が行われたことについて、「夜はシャッターを破る手間がかかり、日中にやった方が手っ取り早い」と指摘。効率性の面から、日中の開店時に高級な商品をまとめて狙う強盗は今後も警戒が必要だとしている。

 

通行人が犯人を閉じ込めようとした行為や動画の撮影については、「犯人に凶器で刺されたり、バールで殴られたりする可能性もあり、拳銃を持っていた場合は周辺の人も被害に遭う可能性もある」と指摘。事件に遭遇した場合は、距離を取って安全を確保をした上で110番通報して警察に対応を任せることが重要だとし、「常に危機意識を持ち、身を守ることを考えてほしい」と訴えた。

引用元〜 産経ニュース

 

個人的に本当に怖い事件だと思いましたが、皆さん身の安全を第一に。